【小5理科/人体】三大栄養素が吸収されるまで|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
受験生にとって聞き慣れない単語が多くて敬遠してしまいがちな、消化と吸収。
今回はそんな「消化と吸収」について、それぞれの栄養素ごとに説明していきます。
流れをストーリーとして覚えると、定着しやすいですよ。
栄養素の通り道
まずは、栄養素が吸収されるまでの通り道について説明していきます。
口から取り入れた食べ物は、
口 → 食道 → 胃 → 十二指腸 → 小腸 → 大腸 →肛門
という道筋を通ります。
このひとつづきの管(くだ)を「消化管」といいます。
この分野では、もうひとつ「消化器官」という言葉が出てきます。
「消化管」と名前は似ていますが、意味は少し違います。気をつけるよう、お子さんにアドバイスをしてあげてください。
消化に関わるすべての器官を指すのが「消化器官」です。
これに対し「消化管」は、食べ物が実際に通る臓器のことを指します。
特に「管」の漢字には注意が必要です。消化管は食べ物の通る管(くだ)なので「管」という字が使われているのです。
栄養素は、この消化管を通るなかで徐々に消化されていき、小腸で吸収されます。
取り入れた栄養素は、そのままでは吸収して全身に運ぶことができません。そのために、消化をすることで、より細かい粒にしていきます。
たとえば、ベッドや食器棚などの大きな家具を乗用車で運びたいとします。そのままだと乗せることはできないので、一度分解してバラバラにしてから車に乗せますよね。
ざっくりしたイメージですが、この分解する作業が「消化」です。
三大栄養素が消化・吸収されるまでの過程
では、デンプン・タンパク質・脂肪の「三大栄養素」が消化・吸収されるまでの過程を見ていきましょう。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます