学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/物理】空気中での音の伝わり方、固体・液体中の違い|中学受験のツボ[理科編]

専門家・プロ
2023年10月08日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。

今回のテーマは「」。

音はどのような原理で伝わっているのか?
雷が外で落ちたとき、なぜ光ってしばらくしてから音が鳴るのか?

音はとても身近な存在ですが、よくわからないことも多いもの。

とはいえ、音の伝わり方や速さを理解することは、中学受験で重要な役割を果たすだけでなく、日常生活でも役立ちます。

音の伝わり方

空気中では、音源(楽器・声など)が振動することで周囲の空気も振動します

振動した空気は、空気中にある“小さな粒たち”を次々に圧縮(密度が高くなる)させたり、膨張(密度が低くなる)させたりします。

これらの圧縮と膨張の波が、空気中を伝わって耳に届き、音を感じます。“小さな粒たち”が“伝言ゲーム”をしているイメージですね。

 

固体中(壁・床・扉など)でも音は伝わります。これは、物体内部にある“小さな粒たち”が振動を伝えた結果です。

振動が物体に伝わることで、物体の反対側に音が伝わり、そこで再び空気を通じて聞こえます。固体中でも、基本的には空気中と考え方は同じです。

 

また、液体中でも音は伝わります。

水やほかの液体中で音波が発生し、液体中の“小さな粒たち”が振動するわけです。

水中のほうが音は速く伝わる

水中や液体中では、音は空気中よりも速く伝わります。

これは、液体のほうが「弾性率」が小さいためです。

 

ちょっと難しい言葉ですが、弾性率とは、簡単に言うと「物体が押したり引いたりした後にもとの形に戻る程度」を示すものです。

たとえば注射器に水を入れて、押し出すとします。押された物質は圧縮しますが、このとき空気と比べて水は縮みにくいのです。

そのため、空気より水のほうが音が伝わりやすくなります。もちろん固体も縮みにくいので、音が速く伝わることになります。

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山崎翔平

山崎翔平

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SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。