学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/地層】地層をつくる岩には、どのような種類がある?|中学受験のツボ[理科編]

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2023年10月12日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

私たちの足元にある地面を、どんどん下に掘り進んでいくとします。

すると、いろいろな種類の「」が出てきます。

この岩の集まりは、地面の下で“バームクーヘン”のように層状に重なっているため「地層」と呼ばれています。

 

今回のテーマは「岩」と「地層」

「岩」にはどのような種類があるのか?
それが、どのようにして「層状の地層」になったのか?

これらについて、詳しく見ていきましょう。

地層ができるまでの流れ

問題

地層はどのようにしてできる?

 

“バームクーヘン”のように重なった岩の多くは、海などの水中でできたものです。

海には、水の流れによって、いろいろなモノが流されてきます。

それらの流されてきたモノは、流れが弱くなった場所に沈んでいきます。そしてその沈んだモノの上に、さらにいろいろなモノが沈み、積み重なっていくのです。

すると最初に沈んだモノが、新しく沈んできたモノの重さによって押し固められて「岩」になります

これが、地層ができるまでの流れです。

解答例

水の流れで運ばれてきたモノが積もり、押し固められてできる

 

地層をつくる岩の種類

問題

地層をつくる岩の種類には、どんなものがある?

 

水の流れによって流されてくるモノのなかで、いちばん多いのは「」です。

土は、その粒の大きさによって3つに分けられます。

  • 小石(れき)

 

押し固められた岩は、それぞれ以下のように呼ばれます。

  • 泥岩(でいがん)
  • 砂岩(さがん)
  • れき岩

 

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。