学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/問題解法】長い記述問題を解くためのポイント|中学受験のツボ[国語編]

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2023年10月15日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

記述問題が苦手な子は多いですよね。

特に、記述が長くなればなるほど空欄で終えてしまう傾向も見られますが、ポイントさえ押さえればしっかりと書けるようになります

苦手意識が生まれやすい部分ですが、まずはトライしてみましょう。

ポイント1:骨格をつくる

解答字数の長さを問わずやるべきことは「骨格をつくる」ことです。主語と述語を確定させたり、問に対する端的な答えを用意したり、といった作業のことですね。

まずは「誰(何)が ―― どうした」 の関係性をしっかりつくるようにしましょう。

 

字数はいったん考えず、簡潔に述べるとしたらどのような答えになるかを考えるのも大切です。

気持ちの問題であれば「どのような心情か」、理由を聞かれているのであれば「何が原因か」といったことですね。

ポイント2:文章の肉付けをする

骨格が完成したら、字数を増やしていくための肉付けに移ります。

「誰(何)が ―― どうした」

という形であれば、

どのような誰(何)が ―― 何をどのようにどうした」

と加えていきます。修飾語をどんどん増やしていくイメージです。

 

比較や理由を盛り込むのも有効です。「以前は〜~であったが、いまでは〜~だ」や、「〜~なので、〜~した」といった形などですね。

問われている内容に応じて、どのパターンを使用するかを吟味しましょう。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。