
【小6理科/音】音が高いのはどっち?|中学受験のツボ[理科編]
試験管の口に向かって、ふーっと息を吹くと音が出ます。
では、空(から)の試験管と、半分くらいまで水を入れた試験管に、それぞれ息を吹きかけてみます。このとき、高い音が出るのはどっちでしょうか?
また、ガラス製のビーカーを鉛筆で叩くと音が出ます。
もし、これを空のビーカーと、半分くらいまで水を入れたビーカーでおこなったら、高い音が出るのはどっちだと思いますか?
今回のテーマは、音の高さ。
「音の高さは何によって決まるのか」ということを考えたうえで、上記で紹介したふたつの実験結果について考えていきましょう。
音の高さは何で決まる?
問題
音の高さは何によって決まるでしょうか?
音の正体は「モノの震え」です。これについては、知識として持っている子が多いでしょう。
モノの震えが空気を震わせ、私たちの耳の中の鼓膜を震わせているんですね。
そしてモノの震えを、“波の形”として目で見えるようにした道具が「オシロスコープ」です。
オシロスコープを使って高い音と低い音を比べると明らかですが、音の高さは「モノの震え(波)の揺れる回数」で決まっています。
個人差は大きいですが、私たち人間は、1秒間に20回~20000回の揺れを「音」として感じることができます。
そしてこの回数が多くなるほど、私たちは「高い音」として認識することになるのです。
このことから、冒頭で紹介したビーカーや試験管の問題についても手がかりが見えてきますね。
空の場合と、半分くらいまで水を入れた場合では、モノが細かく震えているほうはどちらか?
これがわかれば、どちらが高い音になるかわかります。
解答例
一定時間(1秒など)に揺れる回数
保護者向け
一般に、1秒間に20000回以上揺れるものを「超音波」といいます。身のまわりではレーダーなどに使われています。
人間には聞こえない、このような超音波を活用している動物も数多く存在します。
とじる
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