学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/物理】光の不思議な性質|中学受験のツボ[理科編]

専門家・プロ
2023年10月17日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
- 理科以外の3教科はこちら -

国語算数社会

こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。

前回の記事「【小4理科/物理】空気中での音の伝わり方、固体・液体中の違い」に続き、今回は、同じ物理分野である「光の性質」についてまとめます。

中学受験を考える子を持つ保護者の方に向けての内容ですが、ぜひお子さんにも伝えてあげてください。

物理で学ぶ内容

中学受験の理科は「生物・地学・物理・化学」の4分野から出題されます。

そして、それぞれの分野には「特定のトピック」や「キーポイント」があり、物理では以下の内容を学びます。

物理で学ぶ内容

1. 動きの法則:物がどうやって動くのか、止まるのか

2. エネルギー:物や人が動くための力やエネルギーについて

3. 光と音:光がどのように動くのか、音がどのように聞こえるのか

4. 電気:電気がどのように動くのか(電気を使った実験もたくさんする)

5. 磁石:磁石の不思議な力や、磁石を使った遊び

 

今回は、このなかの「」について学んでいきます。

 

光の基本的な性質

太陽から来る“明るいモノ”や、テレビやスマートフォンから出る明るさなど ――。

これらが「光」です。

 

光の基本的な性質は、以下の通りです。

1. まっすぐ進む
光は、邪魔がなければまっすぐ進みます。そのため夜に懐中電灯をつけると、光がまっすぐ前に進むのが見えるわけですね。

2. 鏡で跳ね返る
光は、鏡に当たると跳ね返ります。そのため鏡を見ると、自分の顔が映ります。光が自分の顔から鏡に当たって、そのまま目に戻ってくるからです。

3. 水やガラスで曲がる
光は、水やガラスを通るときに少し曲がることがあります。水の中に入れたストローが曲がって見えるのはこれが理由です。

 

光の現象

中学受験では、光の基本性質にもとづく現象を理解できているか? という問題が出題されます。

以下4つについて、光の基本性質と関連づけながら理解していきましょう。

  • 全反射
  • プリズム
  • 光の分散
  • 凸レンズ

 

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山崎翔平

山崎翔平

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SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。