学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/規則性】規則性を見つけて、あとは書く!|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2023年10月27日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

規則性の問題は、大きく分けてふたつの学力が問われます。

ひとつは並んでいる数字が持つ規則を見つけ出し、計算して問われている数字を出す学力

もうひとつは、正確に数字を書き出していく学力です。

 

なんでも計算で出せば効率が良いわけではありません。

もちろん、考えることをすぐに放棄して、全部書き出せば良いわけでもありません。

 

最初に知識を使って、最後は書き出していく

ふたつの力をうまく使って解いていきたい単元ですね。

 

そこで今回は、規則性の基本的な知識と、書き出していくときのコツを説明します。

まずは基本的な数列を確認しよう

本番の中学入試が近づいてきました。

焦りからどうしても、難しい問題を反復練習だけで、解決しようとしてしまいがちです。

複雑な問題を形だけ丸暗記しても、その問題しか解けません。2度目、3度目の過去問の繰り返しの場合、子供は解答を覚えてしまいます。

 

もし規則性が苦手なら、まずは「基本的な数列の確認」から入ることをおすすめします。

忘れていたり、そもそも最初から知らなかったりすることがあるからです。

 

基本となる数列は次の4つです。

1、等差数列 → 差が等しい数列

3,7,11,15,19,23……

2、三角数(和の数列)→ 1から□番目までの和の数列

1,3,6,10,15,21……

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3=1+2
6=1+2+3
10=1+2+3+4
15=1+2+3+4+5
21=1+2+3+4+5+6

それぞれの数が、□番目までの和になっています。

たとえば5番目なら、1から5までの和で15になります。

3、四角数(平方数列)→ □番目の平方数の数列

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。