【小6算数/入試のポイント】算数の入試問題を解く戦略|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
入試は、決められた時間のなかで問題を解かなければなりません。今まで長い時間をかけて続けてきた努力の成果を、60分程度の時間ですべて表現しなければならない、ということです。
計算まちがい、問題の読みまちがい、時間配分のミスなど、さまざまな失敗の可能性が入試には潜んでいます。
実力をいかんなく発揮するために、テストは戦略的に取り組んでいきましょう。
今回は「テストを受けるときの戦略の立て方」について説明します。
テストを解くときは、はじめに戦略を立てる
算数のテストを始めるときに、最初にすべきことは何でしょうか?
それは、「最初から最後まで問題をすべて見ること」です。
限られた時間で、最も効率良くテストに取り組むために、まずは、
- 全部で何問あるのか?
- 小問と大問はどれくらいの比率で出題されているか?
- どのような問題が出ているか?
を把握する必要があります。
1問1問を細かく読まなくて大丈夫です。「何がどれだけ出題されているか」をざっくりと理解できれば良いでしょう。
特に、実際の入試問題では冊子形式になっている場合があります。その際、冊子の裏(背表紙)の問題を見落とすことが少なくありません。
実際にボクの教え子で、最後の問題の存在に気が付かず、気づいたときには時間がなくなっていたという子供がいます。
テスト開始の声を聞いたら、焦って始めるのではなく「落ち着いてテスト問題全部を見る」ようにすることをおすすめします。
解く順番を決める
一般的には、問題は「計算 → 小問 → 大問」の順番に並べられています。大手塾の模試もこの形式がほとんどです。
ですから、「一般的な形式ならば順番に解く」のがベーシックなやり方でしょう。
ですが、子供の特性によって解く順番を変えるのもひとつの方法です。特に「緊張しやすく、緊張から計算ミスをしがちな子供」は解く順番を変えることで、緊張がほぐれる場合があります。
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