学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小5理科/地学】季節ごとの天気の変化を見てみよう|中学受験のツボ[理科編]

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2023年12月18日 倉石圭悟

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは、倉石です。

冬になると、寒さだけでなく乾燥も厄介ですよね。リップクリームを忘れると、唇がパリパリになってしまいます……。

では、そもそもなぜ日本の、特に太平洋側の冬は乾燥しているのでしょうか?

今回は、そんな季節ごとの天気の特徴と、その原因について説明します。

季節ごとに天気が変化するのはなぜ?

天気が変化する原因は、ズバリ「気団」です。

気団とは、同じ性質を持った“空気のかたまり”のこと。温かいもの、冷たいもの、湿っているもの、乾いているものなど、さまざまな特徴があります。

日本のまわりには異なる性質をもった気団が存在しますが、これらの強さや大きさが季節ごとに変化するため、季節によって天気が変わるのです。

 

それでは、日本のまわりにある4つの気団を見ていきましょう。

※「長江気団(揚子江気団)」は近年では習わないことが多いので、知らなくても構いません

1、シベリア気団

シベリア気団は、日本の北西にある気団です。

ユーラシア大陸の内部にあり、冷たく、乾燥していることが特徴です。北にあるので冷たく、内陸にあるので乾燥しているんですね。

2、オホーツク海気団

オホーツク海気団は、日本の北東にある気団です。

北海道よりもさらに北西のオホーツク海にあり、冷たく、湿っていることが特徴です。シベリア気団と同じく北にあるので冷たく、海上にあるので湿っています。

3、小笠原気団

小笠原気団は、日本の南東にある気団です。

太平洋上にあり、温かく、湿っていることが特徴です。南にあるので温かく、海上にあるので湿っています。

4、長江気団(揚子江気団)

長江気団は、日本の南西にある気団です。

ユーラシア大陸の内部にあり、温かく、乾いていることが特徴です。南にあるので温かく、内陸にあるので乾いています。

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倉石圭悟

倉石圭悟

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Webメディア「ホンネで中学受験」スタッフ、個別指導塾Growy講師。大手集団塾、大手個別指導塾、家庭教師などで小学生から高校生までの指導を経験。「生徒一人一人の幸せのために」をモットーに、算数・理科を中心に指導をしている。何度スベっても動じない鋼の心臓の持ち主。趣味は野球、作詞作曲、料理