【小6理科/生物】ヒトはどうして食べ物を食べるの? ―― 消化と吸収のプロセスも理解しよう|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
今回のテーマは「ヒトのからだ」。
ヒトの体は、骨や筋肉によって動き、肺によって呼吸がおこなわれている“驚異的なシステム”。
そして生命を維持し、健康を保つためには「栄養」が欠かせません。
ご飯を食べないと生きていけないことは、みんな知っていることですよね。
でも、何のために食べているのか? と問われると、「実はわからない」という子も多いかと思います。
そこで今回は、「ヒトのからだ」についてしっかりと学んでいきましょう。
骨や肺については、以下の記事も参考にしてみてください。
Contents
食べ物を食べる4つの目的
まず、「ヒトがなぜ食べ物を食べるのか?」という根本的なところから考えていきましょう。
ヒトが食べ物を食べる目的は、主に4つあります。
- エネルギー源を取り入れるため
- 成長と修復のため
- 体の機能を維持するため
- 心を満足させるため
1、エネルギー源を取り入れるため
歩いたり、走ったり、考えたりするために、私たちの体はエネルギー、つまり体を動かすための“燃料”が必要です。
そして食べ物は、この“燃料”を提供してくれます。
具体的には、食べ物に含まれる炭水化物や脂質、たんぱく質などが、私たちの体にエネルギーを与えてくれます。
2、成長と修復のため
私たちの体は、常に「成長」しています。特に子供の時期には、骨や筋肉が成長するために多くの栄養が必要です。
また、体を動かすときや、ケガをしたときに、体は「自己修復」をおこないます。
こうした成長や修復のためにも、食べ物からの栄養が不可欠なのです。
3、体の機能を維持するため
ビタミンやミネラルなど、食べ物にはさまざまな栄養素が含まれています。
いずれも、体を健康に保つために必要なものですが、これらは体のさまざまな機能を維持するうえでも役立ちます。
たとえばビタミンCは免疫系を強化し、カルシウムは骨を強くしてくれます。
4、心を満足させるため
食べ物は、栄養をただ提供するだけではありません。
美味しい食事は、私たちを幸せにし、心の満足感をもたらしますよね。家族や友達といっしょに食事をすることで、きずなを深めることもできます。
以上のように、食べ物を食べることは、私たちの体と心にとって非常に大切です。
エネルギーを得るため、体を健康に保つため、そして心を満たすために、日々さまざまな食べ物を食べているのです。
消化と吸収のプロセス
私たちが食べたモノは、体の中でどのように消化・吸収されていくのでしょうか?
ここでは、消化と吸収のステップを、大きく5つに分けて見ていきましょう。
ステップ1:口で咀嚼される
ステップ2:胃で消化される
ステップ3:すい液によって消化される
ステップ4:小腸で栄養素が吸収される
ステップ5:大腸で水分が吸収される
とじる
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