【小5社会/歴史】日本はどうやって「近代国家」になっていった?|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、井上です。
ヨーロッパの「近代国家」と呼ばれる国々は、革命によって王の支配から逃れ、国の在り方を憲法によって国内・国外に示すことで近代国家となりました。
では、日本はどのように近代国家へと変化したのでしょうか?
近代国家に仲間入りをしていく日本の様子は、中学入試でも出題されることが多い分野ですが、少し複雑なので覚えにくいですよね。
そこで今回は「5つの時期」に分けることで、変化の過程をわかりやすく解説します。
「何年ごと」に出来事が起きたのかをもとに、流れと出来事の名前を覚えることも意識してみてくださいね。
1、幕府・大名(藩)に対しての改革
まずは「幕府・大名(藩)」に対しての改革が、2年ごとに実施されました。
大政奉還と版籍奉還に関しては、「だれが」「なにを」「だれに」返したのかも覚えましょう。
1867年 大政奉還(ここまでは江戸時代)
幕府が政権を朝廷に返した
1869年 版籍奉還
各大名が土地(版)と人民(籍)を新政府(天皇)に返した
1871年 廃藩置県
政府が「藩」をなくして「県」を置いた
年号は「これからは藩とイワナイ(1871)県と言う」と覚えよう
2、市民に対しての改革
次に、市民に対する改革がおこなわれました。
先ほどの「幕府・大名(藩)に対しての改革」から、徴兵令・地租改正が実施された1873年までは、すべて2年ごとに起きています。
1873年 徴兵令
満20歳以上の男子に兵役の義務を課した
1873年 地租改正
土地の所有者が、地価(土地の値段)の3%を現金で納税するしくみ
3、「言論」による反撃が始まった
1800年代後半の日本では、政府への「言論」による反撃がはじまり、「武力」による反撃が終焉を迎えました。
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