【小5理科/地学】時間の流れには向きがある?|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
いきなりですが、「再生ボタン」と聞いてどんな形を思い浮かべますか?
多くの方が、「▶︎」のような形を想像すると思います。
では、なぜ再生ボタンは右側を向いているのでしょうか?
それは「時間は左から右に進むもの」という共通認識が私たちのなかにあるからです。
諸説ありますが、この「時間の流れの向き」には太陽の動きが関係しているともいわれています。
今回は、太陽の動きと関連付けながら、「時間の流れの向き」が左から右になった理由を説明していきます。
1日の太陽の動き
まずは、1日の太陽の動き(日周運動)を見ていきましょう。
ここでは、北半球の話に限定して説明します。
北半球では、太陽は東の空から昇り、南の空を通って、西に沈みます。
これは、地球の自転によるものです。
地球は、北極側から見て、反時計回りに自転しています。方角で言うと、西から東です。
ここでポイントなのは、地球から見える太陽の動きと、地球の自転が逆向きということです。
なぜ、このようなことが起きるのでしょうか?
自分とは反対の向きに動く
では、実際に体験してみましょう。
画面から一度目を離して、少し遠くにあるものを見てください。時計でもカレンダーでも、外出中の場合には建物や看板でも構いません。
そして、自分の体を右から左に回転させてみましょう。
すると、見ていたものは左から右に動いて見えるはずです。
自分の体は右から左に動いているのに、見ていたものは左から右に動きましたね。
太陽の動きと地球の自転の向きが逆になるのも、これと同じ理由です。
あなたを地球に、見ていたものを太陽に置き換えると、これとまったく同じことが起きます。
このような理由で、太陽は東から西に動いて見えるのです。
とじる
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