学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/入試本番のポイント】入試当日に実行したいこと|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2024年1月19日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 算数以外の3教科はこちら -

国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

子供にとって、はじめての中学受験。

親御さんも、はじめての中学受験の方もいらっしゃることでしょう。

これまで努力した成果を出し切り、後悔なく受験に取り組んでほしいと思います。

そこで、今回は受験当日のポイントについて説明します。

朝勉強をして出発

これまで朝勉強を日課にしてきた子供も多いでしょう。

漢字と計算を毎朝がんばる!

というスタイルですね。

長い期間やり込んできた問題集をやるのは、もちろんベストです。ルーティンの作業は緊張をほぐしてくれます。

 

では、朝勉強の期間が短かったり、ふだんは朝勉強をあまりしなかったり、という子供はどうすれば良いでしょうか?

基本的には、1問でも良いので、計算問題を解くことをおすすめします

入試本番が「その日はじめて鉛筆を握る状態」は避けたほうが良いですね。

 

その際、「複雑で大変な計算問題は絶対にやらない」ように気をつけてください。

答えが合わなかったときにすぐに直せる。

そのレベルの計算がベストです。

たとえば桐朋中学の計算は平易な順算なので、おすすめします。

 

「よし! できる!」
「いつもと同じことをすればいい!」

という自信をもって入試に向かってください。

算数の基本的な動きを紙に書いて持っていく

子供たちは長い時間をかけて、多くのことを学んできました。入試はそのすべてを、50分という短い時間に乗せなければなりません。

その日だけ突然できる! なんてことはない。

今まで学んできたものを出し切りましょう

それこそがいちばんの方法です。

 

では、実力を発揮しきれないのは、どんなときでしょうか?

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。