【小5理科/物理】右ねじの法則の使い方|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
中学受験の「電気」の分野では、電流だけでなく、磁石も登場します。
電流が流れると「磁界(磁石の力がはたらく空間)」が発生しますが、このときの磁界の向きを求めるのに役立つのが「右ねじの法則」です。
今回は「右ねじの法則」の使い方と、その応用例について説明します。
電流と磁界
右ねじの法則の話をするまえに、電流と磁界について説明しておきます。
まず、もっとも基本的で大切なことは、電流が流れると、その周りに磁界が発生するということです。
磁界とは、磁石の力がはたらいている空間のこと。そして磁界があるところに磁石を置くと、磁力を受けます。
つまり電流が流れると、電流が磁石のようなはたらきをするということです。
磁界にも「向き」がある
磁石にS極とN極があるように、電流がつくる磁界にも「向き」があります。
このとき発生する磁界には、電流の流し方によってふたつのパターンがあります。
ひとつ目は、電流が直線状に流れているときです。
直線状の導線に電流を流すと、導線の周りには「円形の磁界」ができます。
ふたつ目は、コイルのように、電流を円形に流したときです。
電流を円形に流すと「直線状の磁界」が発生します。
そして、このふたつのパターンの磁界の向きを求めるときに、右ねじの法則が役に立つのです。
右ねじの法則の覚え方
右ねじの法則とは、「電流の向き」と「磁界の向き」の関係に関わる法則です。
先ほど、電流の流し方にはふたつのパターンがあることをお伝えしましたね。
それでは、それぞれのパターンごとに、右ねじの法則の使い方を紹介していきます。
……と言いたいところですが、今回はこの2パターンをまとめて説明していきたいと思います。
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