
【小6社会/歴史】満州事変から第二次世界大戦終結までのまとめ|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、井上です。
半年間学習してきた歴史も、終盤に差しかかっています。
今回のテーマは「明治・昭和時代」。
平安時代に比べると明治・昭和時代の年数はずっと短いのに、学習内容は多いですよね。
なぜなら、毎年どころか、日付で理解しないといけない出来事も登場するからです。
多くの学習内容をスムーズに理解できるように、これから紹介する「時代の特色」と「年号」をぜひ押さえておきましょう。
Contents [hide]
- 時代の特色(1)世界恐慌から軍国主義化へ
- 時代の特色(2)第二次世界大戦で世界中の国々と戦う
- 1939年~1941年の主要な出来事
- 時代の特色(3)2発の原子爆弾によって戦争が終結
- 1945年の主要な出来事
- まとめ
時代の特色(1)世界恐慌から軍国主義化へ
まずは、大正時代の復習からです。
第一次世界大戦中、日本は「大戦景気」によって豊かになりました。
そして「政党政治」が本格化し、民衆は自分たちの意見を代表する政府に期待しました。
ところが第一次世界大戦中、それほど戦争の被害を受けずに利益を得たアメリカや日本は、戦争が終わって“破壊”がなくなると、つくり続けていたモノが売れなくなります。
そして「生産にお金を使いすぎた反動」によって、景気が悪くなっていきました。特にアメリカは世界で最もお金持ちになっていたので、その反動はとても大きく、世界中に影響を与えるほどの“大不景気”が起きたのです。
昭和になり、日本も大きく不景気の影響を受け、大正時代から続いていた「大戦景気」は終わってしまいます。
さらに、不景気を利用して利益を得ていた財閥(ざいばつ)を保護する政策をとったため、その当時の政治は民衆からの支持を失ってしまいました。
こうして民衆の支持は「政党政治」ではなく、「軍隊」へと移っていったのです。
これが軍国主義化への第一歩となり、1931年から1945年までの15年間、中国との戦争状態に入っていくことになります。
1929年~1938年の主要な出来事
この時代の主要な出来事と、それぞれの年号を覚えておきましょう。
1929年……世界恐慌
アメリカ・ニューヨークのウォール街で、株価が暴落しました
1931年……満州事変
「1(い)・9(く)・3(さ)・1(はじまる)」と覚えましょう
1932年……五・一五事件
まずは「海軍」によって、犬養毅首相を暗殺する事件が起きました
(満州事変の翌年の出来事)
1936年……二・二六事件
つぎに「陸軍」により、東京が一時制圧されます
(日中戦争の前年の出来事)
1937年……日中戦争
「1(い)・9(く)・3(さ)・7(ながびく)」と覚えましょう
(日中戦争のなかで「南京事件」が起きました)
1938年……国家総動員法
戦争に備えるため、政府は議会の賛成なく、国民から物資を運用できるようになります
時代の特色(2)第二次世界大戦で世界中の国々と戦う
第二次世界大戦が始まった当初、日本は有利に戦いを進めていました。
しかし、アメリカを中心とする「連合国」側の圧倒的な物量と情報量の前に、あっという間に劣勢に立たされます。
1945年の終戦頃には、アメリカを中心とする連合国はもちろん、同盟国であったイタリアまで、なんと世界50か国以上が日本に対して宣戦布告をしています。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます