学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5社会/水産業】沿岸漁業・沖合漁業・遠洋漁業は「距離」で区別しよう|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2024年2月16日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

いよいよ塾では、5年生の学習がスタートしたことでしょう。

4年生と比べ、5年生の社会は「ボリューム満点」です。慣れるまで大変かもしれませんが、楽しくイメージし、楽しく家庭学習をしてほしいと思います。

苦しさではなく、楽しい気持ちが大きくなるように、こちらの「中学受験のツボ」でも楽しく読める内容をお届けしたいと考えています。

 

さて、今回のテーマは「水産業」。

学んだことをお子さんに聞いてみたり、これからお伝えする内容を話してあげたりしつつ、水産業が身近な存在であることを感じ取っていきましょう。

食卓に魚料理を並べて、漁業の勉強のきっかけをつくってあげても良いですね。

漁業の種類

まず、漁業の種類について確認しましょう。

漁業の種類は、領土から近い順に「沿岸漁業 → 沖合漁業 → 遠洋漁業」と分かれています。

「遠くへ行く漁業であればあるほど、大きな魚がとれる」というイメージを持つと良いでしょう。

また、◯◯漁業の「◯◯」に注目すると、その漁業の特徴が理解しやすくなります。

沿岸漁業

沿岸漁業は、12カイリ以内の領海内でおこなう漁業です。

沿岸は「岸に沿って」と書きますよね。実際、3つの漁業のなかではもっとも近い範囲で漁がおこなわれます

 

沿岸漁業では、1日などの短いあいだにイカやタコ、アジやヒラメなどをとります

ちなみに、アジの旬は春から夏といわれています。アジといえば、フライ、刺し身、アジのたたきなど ――。私も大好きです。

沖合漁業

沖合漁業は、200カイリ以内の「排他的経済水域内」でおこなう漁業です。

「沖=岸から遠く離れた場所」ということから、沖合とは「岸から遠く離れた場所のあたり」という意味を指す言葉です。

200カイリは、約370km。東京から京都までの直線距離とほぼ同じです。かなり遠くまで漁に行くことがイメージできますね。

 

このような長距離を船で移動するため、

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。

X(旧Twitter):@Masa_Yoshi