【小6国語/文章読解】文章を正確に読むには? 6つのステップをもとに読解力を高めよう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
新6年生の子には、長い文章読解や、テーマ別演習、過去問などが待ち受けていますが、文章の読解の仕方をマスターしておかないと、これらに太刀打ちできなくなってしまいます。
そこで今回は、文章を正確に読むための6つのステップを紹介します。
それではいきましょう!
Contents
保護者の方に取り組んでほしいこと
お子さんが文章を正確に読むために、まず保護者の方に取り組んでほしいのが「観察」です。
仕事をしている方は理解しやすいと思いますが、現状の把握をしないことには、次のステップへと進んだり、的確なアドバイスを送ったりすることは難しいですよね。
これは、学習においても同じことです。
子供の学習状況を把握することが、改善点を見つけ、アドバイスをすることにつながるので、ぜひお子さんの読解の様子を「観察」してほしいと思います。
文章を正確に読むための6ステップ
私が初回の授業や、2回目の授業でおこなうことをもとに、6つのステップに分けて「観察方法」を紹介します。
- 本人にヒアリングをする
- 得意な文章・テーマを題材に、普段どおり解かせる
- 解いているときの取り組み方を観察する
- 観察で気になったことを、解き終わったあとに訊いてみる
- 文章解説、丸付けをしながら、観察の中で最優先で直すべきことを伝える
- 伝えたことを意識しながら、もう一度解く
ステップ1:本人にヒアリングをする
保護者や先生が考えていることと、子供が考えていることにズレがあるケースは少なくありません。
そのため、まずは子供へのヒアリングをもとに、そのズレをしっかり埋めましょう。
解いた問題や、その答案、模試の結果などから読解力を客観的に判断することも大切ですが、それにもまして子供本人への「意識の確認」は欠かせません。
たとえば、模試の物語文ではあまり点が取れていないのに、「話自体は興味を持って読めていて、子供なりには理解ができているつもりでいる」といった場合には要注意です。
ステップ2:得意な文章・テーマを題材に、普段どおり解かせる
ヒアリングをもとに、
- 説明文と物語文なら、どっちが得意そうか
- 説明文のなかでも、どのジャンルが得意か
といったことを見極めましょう。
そのうえで、普段どおりに解かせてみてください。
ここで大事なのは、苦手な文章ではなく、「得意」な文章を題材にすること。得意なものは子供のモチベーションが下がらずに済み、「解けない・できない」という先入観も軽減できるからです。
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