【小5国語/物語文】心情変化を読み取るコツ|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
今回は、物語文において特に大切な「心情変化」を読み取るコツを紹介します。
入試でもよく聞かれる部分なので、5年生のうちにしっかりと押さえておきましょう!
心情変化については、以下の記事も参考にしてみてください。
コツ1:心情語を見つける
心情の変化を見つけるには、「現状の心情」を把握する必要があります。
そこで押さえておきたいのが“心情語”というワードです。
心情語の具体例
- いらいら
- 悲しい
- つらい
- ほがらか
- さみしい
まずは、文章中にこれらの心情語が出てこないかチェックしましょう。
国語が苦手な子に関しては、心情語を見つけたら、その気持ちの詳細をメモとして書き込ませるのもおすすめです。「喜怒哀楽のどれに分類されるか」「つらい・同情」といったかたちでメモをしつつ、分析してみてください。
頭で考えるのではなく、子供自身の目で見て可視化できるようにすることを意識させましょう。
コツ2:情景描写に注意する
心情の変化を読み取る際は、情景描写にも注意が必要です。
情景描写とは、人物の心情を、周りの様子や景色に反映させるかたちで読者に伝える方法です。
たとえば以下の文章では、雨が降り、水に濡れてしまったという描写から「かなしい・つらい」という心情が読み取れますね。
「わたし」は親とつまらないことで朝から言い争いになった。なんでこうなってしまったんだろう。
家を出ると、どしゃぶりの雨が降っていた。
うっかりして、水たまりに入ってしまって濡れてしまった。
(中略)
親友のアッちゃんに言われて反省した。言い過ぎてしまったかもしれない。
「おかあさん、ごめんなさい」
「ううん、いいのよ。お母さんも細かいことを気にしすぎていたわ」
よかった、仲直りできた。
ふと窓の外を見ると、さっきまでの雨は嘘のように止み、夕焼けが綺麗で虹がかかっていた。
(筆者作成)
「中略」以後を見ると、仲直りをして、天気も良くなり、虹がかかるという展開になっています。
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