
【小6国語/文章読解】イコールの関係を押さえよう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
今回は「イコール関係」を取り上げます。
文章の前後で同じ内容を言っている、つまりイコールの関係を見抜けるようになると、国語の文章を論理的に読み解けるようになりますよ。
Contents [hide]
- イコール関係とは
- 抽象と具体を見極めよう
- 抽象と具体を例文で確認しよう
- まとめ
イコール関係とは
イコール関係とは、同じ内容の言い換えのことです。
<例1>
私はアルフォートやトッポが好きだ。
つまり、チョコレートが好きだ。
「つまり」の前後を見比べると、
アルフォート・トッポ = チョコレート
という関係が成り立ちますよね。こういったことがイコール関係です。
前後の文や段落で同じ内容の話をしていれば、イコール関係としての論理構造が成り立ちます。
そのほか、以下のような文章もイコール関係といえるでしょう。
<例2>
私はチョコレートが好きだ。
例えば、アルフォートやトッポだ。
抽象と具体を見極めよう
イコール関係で伝えたいことを見極めるときは、内容の「抽象化」と「具体化」を見抜くことが大切です。
なぜなら筆者は、抽象と具体を行き来することで、自分の主張を読者にわかりやすく伝えようとしているからです。
抽象
抽象とは、共通の要素を取り出してまとめたものです。
先ほどの例1でいえば「チョコレート」が共通の要素ですね。
また、例1で出てきた「つまり」は、前に出てきた内容をまとめたり、グループ化したりする役割があります。これは別の言い方をすると「抽象化している」といえるでしょう。
具体
具体とは、個別の事例を挙げていくことです。
例2でいえば「アルフォート」「トッポ」といった、それぞれのお菓子が該当しますね。
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