学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/解く力】自己解説を習慣にしよう!|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2024年3月17日 松尾吉久

0
保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 国語以外の3教科はこちら -

算数理科社会

こんにちは、松尾です。

新5年生としての勉強が始まって1か月が経ちました。新学年の学習は、うまく始められたでしょうか。

中学受験の国語の問題で合格点をとるには「読む力」「解く力」「書く力」の3つが必要ですが、5年生のうちは「解く力」を重点的に学習するのがおすすめです

今回は「解く力」をさらに伸ばしていくためのポイントをお伝えします。

自己解説の習慣化

解く力とは、“なんとなく”や、勘(かん)で答えが合うのではなく、しっかりとした根拠をもって答えまでたどりつける力です。

根拠をもって問題を解けるようになると、対応できる問題が増え、得点できる問題が増えます。一方で「解く力」が身についていないと、文章の内容を十分に理解できず、論理的に問題を解くことは難しいでしょう。

 

そして解く力を向上させるうえで、5年生のうちにぜひ習慣にしておきたいのが「自己解説」です。

自己解説を習慣にできると、論理的に問題を解けるようになりますよ。

自己解説とは?
子供が解いた国語の問題に対し、なぜその答えを選択したのか(その答えを書いたのか?)を自分で説明させること

 

自己解説が定着するまでは、保護者の方が助け船を出して、その都度質問してあげてもOKです。まずはできるだけ、お子さんが答える言葉の数を減らしてあげましょう。

自己解説が定着するにしたがって、保護者からの質問が減り、お子さんの説明が長くなっていくのが理想です。

 

「解く力」の習慣化については、以下の記事でも解説しています。

 

「解く力」をさらに伸ばす方法

ここでは、解く力をさらに伸ばしていく方法をふたつ紹介します。

  • 答える内容をステップアップする
  • 印を付ける問題の数や種類をステップアップする

 

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
松尾吉久

松尾吉久

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。