【小6理科/化学】化学反応の計算問題の解き方|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
中学受験の理科では、さまざまな計算問題が出てきます。そのなかで頻出の計算問題のひとつが「化学反応の計算問題」です。
今回は化学反応の計算問題が苦手な受験生に向けて、その解き方を説明します。
Contents
計算問題で扱われやすい化学反応
中学受験では、さまざまな化学反応が出てきます。
まずはそのなかでも、計算問題で扱われやすい反応を5つ紹介します。
- 酸素の発生の反応
- 二酸化炭素の発生の反応
- 水素の発生の反応
- 燃焼反応
- 中和反応
1、酸素の発生の反応
二酸化マンガンに、うすい過酸化水素水(オキシドール)をかけると「酸素」が発生します。
二酸化マンガンは「触媒(しょくばい)」のため、それ自身は反応しないことに注意が必要です。
2、二酸化炭素の発生の反応
石灰石に塩酸をかけると「二酸化炭素」が発生します。
実際には、石灰石に含まれる「炭酸カルシウム」が反応しています。
3、水素の発生の反応
塩酸や水酸化ナトリウム水溶液に金属を入れると「水素」が発生します。
どの金属がどの水溶液と反応するかを押さえておきましょう。
4、燃焼反応
燃焼の反応は、大きく分けて2種類あります。
- 二酸化炭素などの気体が発生する反応
- 二酸化炭素などの気体が発生しない反応
燃焼して気体が発生する物質は、炭、ろう、石炭や石油、アルコール、メタンなどです。これらの物質は、燃焼した際に二酸化炭素や水が発生します。
一方で、燃焼する際に気体が発生しない物質は、銅やマグネシウムなどの金属です。
5、中和反応
最後は、中和反応です。
計算問題に出てくる中和反応の大半は、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の反応です。
化学反応の計算問題の考え方 ―― 3つの手順をマスターしよう
「化学反応の計算問題」を解くときの基本的な考え方を説明していきます。
これから紹介する考え方は、先ほど説明した5つの化学反応すべてで使えます。
解き方の手順は、以下のとおりです。
【解き方の手順】
- 反応の式を書く
- 基準の量を書く
- 比例を使って計算する
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