【小6社会/社会保障制度】病気やケガ、失業などで働けなくなったら?|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、井上です。
今回は公民分野のなかでも、政治の単元の終わりごろに登場する「社会保障制度」を取り上げます。
少し難しい用語も出てきますが、学習のコツやポイントをわかりやすく紹介しますので参考にしてみてください。
お伝えする内容をもとに、お子さんが用語を暗記するサポートもしてあげてくださいね。
社会保障制度とは
日本国憲法の単元を学習済みであれば、お子さんは「生存権」について学んでいるでしょう。
生存権は「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(憲法25条1項)」ですね。この内容を、そのまま暗記している子も多いのではないでしょうか。
社会保障制度は、生存権を定めている憲法の規定にもとづき、厚生労働省が主体となって実現する制度です。
なお、社会保障関係費はその重要度の高さから、100兆円を超える日本の国家予算のおよそ半分を占めています。
社会保障制度の4つの柱
社会保障制度には「4つの柱」がありますが、言葉が難しく、少し覚えづらいかもしれません。
そこで「コウテキ/コウシュウ/シャホ/シャフク」といったように、リズムに合わせて覚えるのがおすすめです。
「シャフクって何?」というように、お子さんに問題を出してあげても良いですね。
- コウテキ……公的扶助(生活保護)
- コウシュウ……公衆衛生
- シャホ……社会保険
- シャフク……社会福祉
ここでは3つめの「社会保険」に絞って解説します。
社会保険
まず「保険」とは、将来起こるかもしれない問題に備えて、あらかじめ用意をしておく仕組みです。
テレビCMなどで、傷害保険や自動車保険、地震保険の広告を目にすることもあるかと思いますが、これらは主に民間が経営する保険会社が、保険に入りたい人と自由に契約を結んで成立する保険です。
これに対して社会保険は、以下の点において民間の保険と異なります。
- “強制的”に加入しなければならない
- 税金のような形でお金を納める必要がある
なお、納めたお金の使い道を指定できない一般の税金とは異なり、社会保険で納めたお金の使い道はあらかじめ定められています。
社会保険の種類
では、社会保険の種類を覚えましょう。
覚えるコツは、それぞれの保険の特徴となる「キーワード」を覚えることです。
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