【小6社会/裁判所】下級裁判所と最高裁判所のポイントを解説|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
今回のテーマは、裁判所。
裁判所の仕事のイメージはしやすいためか、国会や内閣の単元と比べると「勉強しやすい」「おもしろい」と話す生徒が多い気がします。
裁判所については中学入試でも出題されており、たとえば2024年の渋谷教育学園幕張の第1回の中学入試では、次のような問題が出されました。
下級裁判所と最高裁判所における刑事裁判の見取り図が複数示されて、そこから下級裁判所をすべて選ぶ問題
※裁判所の単元を学習した子は、「弁護人と弁護士」「検察官と原告」といった呼び方の違いから民事裁判と刑事裁判を判別するかと思いますが、問題文から刑事裁判とわかっているので、こうした方法はこの問題では通用しませんでした
ここでは上記のような問題に対応するために、下級裁判所と最高裁判所について押さえておきたいポイントを紹介します。
お子さんにも、ぜひ読ませてあげてください。
下級裁判所と最高裁判所
下級裁判所とは、最高裁判所以外の裁判所をまとめた言い方です。「高等裁判所」「地方裁判所」などがあります。
引っかかりやすいですが、高等裁判所も下級裁判所なんですよね。お子さんに確認してあげると良いでしょう。
高等裁判所は全国に8ヶ所、地方裁判所は全国に50ヶ所あります。
ところで「50ヶ所」というのは47都道府県よりも多い数ですが、これはどうしてでしょうか? お子さんにも聞いてみてください。
答えは「土地の広い北海道では、それぞれの区間に分けて裁判したほうが利便性が高まるから」ですね。
三審制
日本の裁判は、“3回までチャレンジできる”という「三審制」を導入しています。
下級裁判所のなかでも、地方裁判所はおもに第1審を担当し、高等裁判所はおもに第2審を担当します。最高裁判所は、そのあとの第3審を担当します。
最高裁判所は「日本国憲法にもとづいて最後の審判をおこなう」ことから、“憲法の番人”とも呼ばれていますね。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます