学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【理科/2024入試分析<1>】注目の問題をピックアップ! 時事問題への関心を高めよう|中学受験のツボ[理科編]

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2024年5月02日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

2024年度の中学入試のなかで注目の問題をピックアップしつつ、理科の入試傾向を2回に分けて紹介します。

今回は第1回目として、「地震」と「月」という定番の出題テーマをもとに2024年入試の特徴を解説します。

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その年に話題になったテーマの出題が多かった

2024年入試の理科の特徴として挙げられるのが、その年に話題になったテーマの出題が多かったことです。

この傾向は今年だけではなく、例年、その年に話題になったことは多くの学校で出題されますが、今年もその傾向が引き続き見られました。

 

多くの受験生は6年生の11月以降に「時事問題」の基礎知識を身につけますが、入試では基礎知識だけが問われるわけではありません。

実際には、リード文(問題の最初に書かれる説明文)をもとに考える、つまりリード文に書かれている内容に興味をもち、その場で考えられるか? を試す問題が多いんですね。

そのため、こうした練習を積んでいない生徒にはかなり難しい問題に感じられるでしょう。

 

時事問題の学習というと“丸暗記”というイメージをもつ受験生が多いですが、まずは時事問題について主体的に学習しつつ、興味・関心をもってさらに調べていくことが大切です。

こうした学習をしていくことで、入試でも点を取りやすくなります。

2024年入試の特徴的な問題

2024年の理科の入試では、例年と同じく、時事問題と絡めた出題が多く見られました。

ここでは「地震」と「」のふたつのパターンに分けて、その出題傾向と対策を紹介します。

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。