【小5国語/随筆文】体験と感想をもとに「随筆文の構造」を理解しよう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
今回のテーマの「随筆文」は、多くの子が苦手なジャンルです。
点数が取りにくいことでも有名ですが、だからこそ「どうにかしたい」と思う家庭も多いのではないでしょうか。
ここでは読解のポイントを踏まえて随筆文の対策方法をアドバイスしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではいきましょう!
随筆文のふたつのパターン
随筆文の特徴は、何をメインに書いているかによって読み手の印象がガラリと変わることです。
具体的には、次のふたつに分けられます。
説明的随筆文……「筆者の意見」がメインに書かれている
物語的随筆文……「エピソード」がメインに書かれている
一方で、説明的随筆文・物語的随筆文ともに共通して書かれるのが「体験」と「感想」です。
体験として書かれているのは、次のような内容です。
- 昔を回想する(筆者の子供の頃など)
- 大人になってからの出来事を思い返す
そして感想のパートにおいて、こうした体験に対して現在の筆者がどのように考えているか? が明らかにされます。
説明的随筆文
説明的随筆文においては、「体験」が具体例として取り上げられたあと、「感想」の部分でそれらを批判的に述べる文章が少なくありません。
「だから私は~~と思う」といった筆者の主張が入るのも特徴で、「具体例的体験 + 批判 + 主張」という構成になっているため“説明文”に似ているともいえるでしょう。
物語的随筆文
物語的随筆文では「体験」となるエピソードが心情表現を豊かに使って表され、感想においても心情に重きを置いた文章になっています。
心情や情景描写が多いことから“物語文”のような印象を受けるでしょう。
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