【小4算数/推理算】数字ではない算数の力をみがこう|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
20年ほど前、中学入試の問題は大きく変化しました。
それまでの「ひらめきとスピード重視のテスト」から「思考力を重視したテスト」に変化したんですね。
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丸暗記という楽な方法に走らない
入試問題で求められる思考力は「状況を整理し、そこに表されている事柄、法則を理解する」ことです。そして、この数年でその傾向はより強くなっています。
ですから、現在の中学入試は「覚えるだけの勉強で対応するのは難しい」と言えるでしょう。
「問題文を読解し、分析できる思考力」を身につけていく必要があります。わかりやすく言えば「筋道立てて考える力」のことです。
問題の本質をじっくりと考え、過程を重視しながら、思考力を育てていくことをおすすめします。
しかし、これを実行するのはなかなか難しいことです。
特に算数は「答えがはっきりとある教科」です。どうしても、「解法の暗記」に学習が偏りがちになってしまいます。
なぜなら、子供にとって「丸暗記」はもっとも簡単な方法だからです。
そこに思考は、ほんのわずかしかありません。
多くの子供を教えていると、
「この問題、知ってるよ」
「この問題、覚えたよ」
「この問題、見たことない」
という言葉を何度も目にします。
算数の勉強は「問題を解くための解法の暗記」だと思いこんでいる子供に見られる傾向です。
解法を覚えて終わりにせず「答えを導き出す過程を理解する」ことを忘れずに学習すると良いですね。
4年生は思考力育成のチャンス
次のふたつの理由から、4年生は「思考力」を伸ばすうえで絶好のチャンスといえます。
- 4年生は学習内容に余裕がある
- 一度身につけた基本は抜けない
4年生は学習内容に余裕がある
5年生からは学習内容も膨大な量になります。学
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