【小4算数/つるかめ算】面積図で解くつるかめ算の基本|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
つるかめ算は、最初に出てくる特殊算と言ってもいいかもしれません。
和差の関係を理解するうえで、4年生の最初に学ぶ「つるかめ算」は非常に重要です。これから勉強していく、高度な算数の問題の基本となる考え方だからです。
また、はじめて「面積図」が登場します。
「面積図」は受験算数独特の考え方です。4年生で、うまく扱えるようにしておくと良いですね。
そこで、面積図の考え方に重点をおいて、今回は「つるかめ算」について説明します。
そもそも面積図って何?
そもそも面積図とは何なのでしょうか?
名前は聞いたことがあるけど、ちゃんとした説明は受けたことがない。そんな子もいます。
- よく意味がわからないまま、面積図の形を書く
- 「この場所にこれを書きます」という説明を受けて、機械的に数字を書き込む
これでは、応用がききません。
まずは、「面積図とは何か」を知ることから始めると、わかりやすくなります。
ひと言で面積図を表すならば「積(かけ算)の関係を四角形の面積で表したもの」となります。
たとえば、「30円のミカンを5個買った時の代金」は 、
30円×5個=150円 になります。
このことを面積で表すと、次の図のようになりますね。
これが面積図の土台となる仕組みです。言われるとあたりまえのことですが、まずはこの根本的な仕組みを子供に説明してみてください。
つるかめ算の面積図の理解がより深まりやすくなります。
暗記のみの解法は応用がきかない
実際に、つるかめ算の問題を面積図で解いていこうと思います。
【問題】
30円のアメと50円のチョコレートをあわせて20個買います。アメとチョコレートの代金の合計は840円でした。アメとチョコレートはそれぞれ何個買いましたか。
とじる
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