学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/立体図形】水槽にモノを入れる問題のコツ|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2024年6月25日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

6月後半を迎えた6年生は、今まで学んできたことの総復習を進めていると思います。大手塾のカリキュラムも単元の総合的な内容になっています。

総復習をすることで、苦手な単元を洗い出していきましょう。

そして苦手な単元を一つひとつなくしていくことが、志望校合格への近道です。がんばりましょう!

 

さて今回は、得意・不得意が分かれやすい立体図形のコツについて説明します。

立体図形の単元のなかでも、立体の感覚にあまり左右されない「水槽の水に関する問題」を取り上げます。

立体図形から平面図形にかえて整理する

【問題】
たて30cm、横40cm、高さ20cmの水槽に10cmの深さまで水が入っています。
ここに体積が2400㎤の石を入れたところ、水のなかに完全に沈みました。
水の深さは何cm上がりましたか。

 

水槽の問題の基本となる問題です。

実際に出題されるときには、「立体的に描かれた図」が問題に書かれていることがほとんどです。そのため、立体の図のまま考えるクセがついてしまっていることがあります。

この問題はさほど難しくないので、それでも答えが出せるかもしれません。しかし、より複雑な問題になったときには、立体の図だけで考えるのは困難になります。

 

そこで、「立体を平面に表して整理する」ことをおすすめします。

もう少し簡単に言うと、「水槽を正面から見た図で表す」ようにします。

 

実際に書いた図はこのようになります。

正面からの図にしたときに、平面では見えなくなるのは「底面積」です。底面積とは、水槽の床になっている部分の面積を指します。

そこで、底面積を計算します。

30cm×40cm=1200㎠

この結果を図に書き込みます。

 

 

次に、石を沈めた図を書きます。

石が沈むと、その体積の分だけ、水は上に押し上げられます。ですから「石の体積=水が押し上げられた体積」になります。

「底面積×高さ=体積」になるので、

1200㎠×高さ=2400㎤
高さ=2cm

解答:2cm

 

図を書くときの注意点

図を書くときの注意点をふたつお伝えします。

  1. 問題文で起きている順番どおりに図を書いていく
  2. 底面積には印をつける

 

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。