学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/漢字】中学受験の漢字の勉強をおろそかにできない理由|中学受験のツボ[国語編]

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2024年7月18日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

4年生から中学受験の勉強を始めた子は、学習を進めて半年ほど経ち、日々の学習の課題や問題点が出てくるころだと思います。

国語の学習の相談が増えてくるこの時期に、特に多いのが「漢字」についての相談です。

そこで今回は、中学受験の国語で合格点を目指すうえで役に立つ「漢字を勉強することの意味」についてお伝えします。

漢字を勉強する3つの意味

漢字を勉強する意味はさまざまありますが、中学受験の国語において特に大事なものは次の3つです。

  1. 語彙力の強化につながる
  2. 記述・思考力の土台づくりに役立つ
  3. 得点源になる

 

1、語彙力の強化につながる

文章を理解し、問題を考えるためには「語彙力」が必須ですが、国語が苦手な子は「語彙力」が不足していることがほとんどです。

特に中学受験の国語で使用される言葉は難しいものが多く、日常生活では目にしない言葉も多くあります。

そして、中学受験の国語で特に重要な「抽象概念」を表す言葉は、ほとんどが漢字2字の熟語です。

 

そもそも日本語の語彙は、一部の和語やカタカナ語をのぞくと大半は漢字です。

つまり「漢字を読み、理解できる力=語彙」ということができ、漢字を学習することはそのまま語彙力を高めることにつながるのです。

 

漢字が苦手な子は“読み”を覚えることから始めてみてください。

「読める漢字」を増やすことが、「使える漢字」を増やす土台となります

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。