【小6理科/生物】動物分野の総まとめ[1]セキツイ動物|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは!
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
「動物分野の総まとめ」として、数回にわたって大切なポイントを解説します。
第1回目の今回は「セキツイ動物」の重要ポイントをお伝えします。
セキツイ動物は「背骨のある動物」
セキツイ動物(脊椎動物)は、脊椎骨(せきついこつ)という背骨を持つ動物を指します。
背骨は、動物の体を支え、脳から体の各部分に神経を通す重要な役割を果たしています。
セキツイ動物のグループには、魚類、両生類、ハチュウ類、鳥類、ホニュウ類が含まれます。
<セキツイ動物の特徴まとめ>
魚類
魚類は水の中で生活する動物です。えらを使って呼吸し、ヒレを使って泳ぎます。
ここでは、魚類のなかでも、学校で飼育されることが多いメダカの特徴を紹介します。
オスとメスの区別
メダカは小さな淡水魚で、成長したメダカでも体長は3cmほどです。
オスとメスは、背びれや、しりびれの形などで区別します。
■メダカのオス
背びれ:切り込みがある
しりびれ:平行四辺形に近いかたちをしている
■メダカのメス
背びれ:切り込みがない
しりびれ:後ろが短い。三角形に近いかたちをしている
産卵と発生
メダカのメスは水草や石に卵を産み付け、オスはその卵を受精させます。
水温が20℃以上、昼の長さが13時間をこえる頃(5月)の早朝に産卵をはじめます。
水温とふ化日数は反比例するため、水温20℃くらいで、約1〜2週間でふ化します。
メダカの飼い方
メダカを飼うには、清潔な水と、適切な温度管理が必要です。
水槽は酸素不足にならないように、水面の大きいものを選ぶと良いです。
水は一昼夜くみ置いて、塩素を取り除き、水温が変わらないようにします。飼育に最適な水温は23〜27℃です。
水槽にはフィルターを設置し、水槽の水は3分の1から2分の1を入れ替えます。
両生類
両生類の特徴
- 幼生期はえらで呼吸し、成体は肺と皮膚で呼吸する
- 体温は外部環境に依存する(変温動物)
- 代表例は「カエル」
両生類は、水中と陸上の両方で生活する能力を持っています。
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