学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小6理科/生物】動物分野の総まとめ[1]セキツイ動物|中学受験のツボ[理科編]

専門家・プロ
2024年8月12日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは!
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。

動物分野の総まとめ」として、数回にわたって大切なポイントを解説します。

第1回目の今回は「セキツイ動物」の重要ポイントをお伝えします。

セキツイ動物は「背骨のある動物」

セキツイ動物(脊椎動物)は、脊椎骨(せきついこつ)という背骨を持つ動物を指します。

背骨は、動物の体を支え、脳から体の各部分に神経を通す重要な役割を果たしています。

 

セキツイ動物のグループには、魚類両生類ハチュウ類鳥類ホニュウ類が含まれます。

 

<セキツイ動物の特徴まとめ>

魚類

魚類は水の中で生活する動物です。えらを使って呼吸し、ヒレを使って泳ぎます。

ここでは、魚類のなかでも、学校で飼育されることが多いメダカの特徴を紹介します。

オスとメスの区別

メダカは小さな淡水魚で、成長したメダカでも体長は3cmほどです。

オスとメスは、背びれや、しりびれの形などで区別します。

■メダカのオス
背びれ:切り込みがある
しりびれ:平行四辺形に近いかたちをしている

■メダカのメス
背びれ:切り込みがない
しりびれ:後ろが短い。三角形に近いかたちをしている

 

産卵と発生

メダカのメスは水草や石に卵を産み付け、オスはその卵を受精させます。

水温が20℃以上、昼の長さが13時間をこえる頃(5月)の早朝に産卵をはじめます。

水温とふ化日数は反比例するため、水温20℃くらいで、約1〜2週間でふ化します。

メダカの飼い方

メダカを飼うには、清潔な水と、適切な温度管理が必要です。

水槽は酸素不足にならないように、水面の大きいものを選ぶと良いです。

水は一昼夜くみ置いて、塩素を取り除き、水温が変わらないようにします。飼育に最適な水温は23〜27℃です。

水槽にはフィルターを設置し、水槽の水は3分の1から2分の1を入れ替えます。

両生類

両生類の特徴

  • 幼生期はえらで呼吸し、成体は肺と皮膚で呼吸する
  • 体温は外部環境に依存する(変温動物)
  • 代表例は「カエル」

 

両生類は、水中と陸上の両方で生活する能力を持っています。

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山崎翔平

山崎翔平

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。