【小6算数/図表の有用性】どうして図や表を書くのか|中学受験のツボ[算数編]
みなさんこんにちは。髭之教育会代表、有賀隆夫です。
今回は「規則性と図表 」の話をします。
ひとことで規則性と言っても、問題の種類はたくさんありますが、まずは知らないといけない知識があります。
それは、基本的な数列の知識です。
では、さっそく見ていきましょう。
スタートは基本になる数列の獲得
問題:この4つの数列の特徴を考えてみましょう。
A :1、5、9、13、17、21
B :1、3、6、10、15、21
C :1、4、9、16、25、36
D :1、1、2、3、5、8、13
Aは、ほとんどの子供が「差が4!」と答えるでしょう。4年生で学習する等差数列ですね。
Bは「2、3、4、5って増えてる」となり、Cになると「3、5、7って増えてるけどなあ」とトーンダウンする子供が多い。
Dは差に特徴が見つけられずに「わかんない……」となります。
このように、子供は数列と言ったら差に注目するのがお約束です。
BとCも、無理やり解くのならば、差を使って考えることもできます。
でも、もっとはっきりとした特徴があることに、子供はなんとなく気がついています。
そこで、左右の数字の関係ではなく、表を書かせて一つひとつの数字に注目させてみましょう。
Cの数列が規則を見つけやすいのでCから始めるのがおすすめです。
「あれ? Cってこれ九九になってるよね! ににんがし、さざんがく。上の数字を2個かけた数なんだ!」
自分で発見したことは忘れないんですよね。平方数列の知識獲得完了です。
同じように、BとDも表を書かせて考えてもらいましょう。
とじる
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