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【小5社会/明治時代3】明治後半 ―― 不平等条約改正と、ふたつの戦争 |中学受験のツボ[社会編]

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2022年12月22日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

明治時代についてのテーマ3回目、明治後半について解説します。

明治後半は、外国とのやりとりが中心

今回は、不平等条約改正ふたつの戦争に注目します。

まずは以下で、明治後半の重要な出来事を確認しましょう。どれも、外国とのやりとりが含まれていますね

1894年 治外法権(領事裁判権)の撤廃
1894年 日清戦争
1895年 下関条約
1902年 日英同盟
1904年 日露戦争
1905年 ポーツマス条約
1910年 韓国併合
1911年 関税自主権の回復

受験対策としては、これらの出来事をいかに整理できるか、が重要です。

そこで私は「ハンバーガー」や「サンドイッチ」に見立てて整理することを生徒にすすめています。

パンとパンにはさまれ、中には具材が入っていて ――。

こんなイメージですね。お子さんに、このハンバーガーの図を見せてあげてください。

 

では、明治後半のふたつのポイントを押さえていきましょう。

  1. 不平等条約の改正
  2. 戦争と条約はセットで覚える

ポイント[1]不平等条約の改正

先ほど紹介した図との違いに気づきましたか?

そう、「不平等条約の改正(パンの部分)」についての内容のみ、カラーになっていますね。明治後半は不平等条約の改正にはじまり、不平等条約に終わる、というイメージ、まさに“パンにはさまれている”イメージをもっておきましょう。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。