学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小6社会/裁判所】間違えやすいポイントを解説!|中学受験のツボ[社会編]

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2023年3月20日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは「裁判所」。三権分立のひとつ、司法権をもつ機関ですね。

裁判所はこわくて冷たいイメージがあるかもしれませんが、実は私たちの「基本的人権」を守ってくれる大切な機関です。

 

たとえば裁判を「非公開」でおこなったらどうなるでしょう? 変な言いがかりをつけられて、不当な判決が下されるかもしれません。

そこで裁判には「公開の原則」があり、国民も傍聴できるようになっています。みんなが見ることのできる状況でおこなうことで、より公正に判決を下せるようにするためですね。

 

今回は裁判所の勉強のなかで、特に間違えやすいポイントを中心に振り返ります。お子さんとぜひチェックしてみてください。

最高裁判所と下級裁判所

まずは、裁判所の種類から。大きく分けると次のふたつに分かれます。

  • 最高裁判所
  • 下級裁判所

最高裁判所

最高裁判所は全国にひとつある、裁判所の頂点に立つ存在。

日本国憲法にもとづき“最後の審判”をするため、「憲法の番人」とも呼ばれます。

下級裁判所

最高裁判所以外は、すべて下級裁判所です。そして下級裁判所は、さらに種類が分かれます。

  • 高等裁判所
  • 地方裁判所
  • 家庭裁判所
  • 簡易裁判所

高等裁判所

意外かもしれませんが、高等裁判所は「下級裁判所」です。

高等裁判所は

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。