学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/問題解法】記述問題の解き方|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年6月21日 住岡大輔

0
保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 国語以外の3教科はこちら -

算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

これまで、選択肢問題の解き方書き抜き問題の解き方をお伝えしてきました。

今回は、苦手な子が多い「記述問題の解き方」をお伝えします。

 

記述問題について子供にどうアドバイスすれば良いか悩んでいる方も多いと思いますし、集団授業でも解き方は定着しにくいものです。

そのため記述問題に関しては、個別に手をかけてあげることが特に大切。

順を追って解き方を紹介しますので、お子さんの学習に役立ててみてください。

それではいきましょう!

記述問題を解くステップ

記述問題を解くステップを紹介します。

  1. 聞かれていることを確認する
  2. 傍線部の表現を言い換える
  3. 結論を確定する
  4. 使いたいワードを列挙する

 

ステップ1:聞かれていることを確認する

まずは「理由を聞かれているのか」「説明を求められているのか」をしっかり確認しましょう。

問題文に記載のある「なぜ」「どのような性質」といった言葉がヒントになります。

「なぜ」が出てきたら「~から/~のため。」と答え、「どのような性質」と聞かれたら「~性質。」と答えましょう(ここでつまずいていると、大ピンチです……!)。

問題文に〇をつけるなど、印付けをおこなうのも有効ですね。

ステップ2:傍線部の表現を言い換える

たとえば、物語文の傍線部に「泣いていた」と傍線が引かれていたとします。この場合は、泣いていたときの心情を答えますよね。

ここでのポイントは、「悲しい・くやしい・うれしい」といった心情を表す表現に言い換えること。なぜなら、傍線部の内容はそのまま使えないからです。

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
住岡大輔

住岡大輔

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。