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【小4理科/化学】どうして汗をかくの?|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
暑い日が続きますね。
玄関を出て少し歩いただけで、汗をダラダラとかいてしまいます。
今回は、そんな「汗」についての話です。
汗ひとつとっても、理科の勉強において大切な知識が詰まっています。
汗をかく理由
答えを知っている方も多いと思うので、先に言ってしまいます。
汗をかく理由は、「体温を下げるため」です。
体温が高くなり過ぎるのは、体に良くありません。
だから、汗をかくことによって体温を調整しているのです。
では、なぜ汗をかくと体温が下がるのでしょうか?
実は、これが今回の最も重要な話です。お子さんとお話をする際は、特に意識してほしいところですね。
水が蒸発するときに、まわりから熱を奪う
汗をかくと体温が下がる理由は、水が蒸発するときに、まわりから熱を奪うからです。
汗として出た水は、体の表面で蒸発して水蒸気になります。このときに、まわりから熱を奪うのです。
これによって体は熱を奪われ、体温が下がります。
プールから上がり、プールサイドにいるときにとても寒く感じるのも同じ理由です。
最近は見る機会が減ってきましたが、「打ち水」もこの原理を利用していますね。
家でできる簡単な実験
ここでひとつ注意です。
このような話をすると、よく「水が冷たいから」と勘違いしてしまう生徒がいます。
たしかに、水道水などは基本的には体温よりも冷たいので、そう思ってしまうんですよね。
そこで、家でできる簡単な実験をひとつ紹介します。
まず、乾いたタオルと濡れたタオルを用意します。
この濡れたタオルですが、冷たい水ではなく、ぬるめのお湯で濡らしてください。
このふたつのタオルをしばらく置いておくと、濡れたタオルのほうが冷たくなります。
これは、タオルに含まれた水が蒸発した際に、タオルから熱を奪ったためです。
時間がかかるようであれば、タオルを軽く振ってみてください。水が蒸発しやすくなり、早く温度が下がります。
このようにして実際に体感してみると、理解しやすくなるでしょう。
とじる
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