学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5社会/歴史】イメージで覚えるとは? 歴史学習のコツ|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2023年8月25日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

いよいよ夏休みも終わり、9月以降、歴史の学習が始まる塾も多いはず。

歴史の学習は、中学受験社会における“心臓部分”ともいえ、歴史が得意になれば強みとなることも多くあります。

今回は、歴史学習のヒントとして、「ストーリー風に、イメージで覚えるためには?」というテーマで解説します。

暗記には限界がある

歴史の学習では、たとえば以下のような出来事が一気に出てきます。

593 聖徳太子が推古天皇の摂政になる
604 冠位十二階
605 憲法十七条
607 小野妹子が遣隋使として派遣される

 

さあ、これを覚えるんだ!

というのが歴史の勉強なのですが、どのように覚えるのが正解なのでしょうか。

 

たとえば、声に出して出来事を暗唱する方法

「聖徳太子が推古天皇の摂政になる、推古天皇の摂政になる。えっと、593年、593年……」
「冠位十二階ができた次の年に憲法十七条ができて……」

または、用語を「書いて書いて書きまくって」覚える方法

 

どちらも覚え方としてはアリかもしれませんが、歴史を苦手にしやすい子は、おおよそ上記のような覚え方に走りがちです。

しかし、これらは「歴史を学習したことがある大人だからこそ」できる方法であり、歴史学習をはじめておこなう小学生にはキツすぎます。

 

暗記には限界があるので、似たような言葉の連続である歴史では「覚え方の工夫」が重要です。

その覚え方の工夫(といっていいのかわかりませんが)のひとつが「ストーリー風に流れを理解する」ことです。

ストーリー風に流れを理解しよう

たとえば「593年に、聖徳太子が推古天皇の摂政になる」という出来事には、さまざまな事情が重なっています。

  • 推古天皇は、聖徳太子のおばであること
  • 当時、豪族である蘇我馬子の力が強く、推古天皇が思い通りに政治ができなかったこと
  • 摂政とは、天皇が幼いとき、または女性のとき、代わりに政治をする役職であること

 

これらの事情を確認すると、

聖徳太子は、おばの推古天皇を助けるために、摂政という役職になったんだ

ということがわかります。

 

これが、まさに「こうだからこうした」という“ストーリー風”に流れを理解する、ということです。

ぜひ、こういったストーリーで楽しく学んでみましょう。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。