【小5社会/歴史】イメージで覚えるとは? 歴史学習のコツ|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
いよいよ夏休みも終わり、9月以降、歴史の学習が始まる塾も多いはず。
歴史の学習は、中学受験社会における“心臓部分”ともいえ、歴史が得意になれば強みとなることも多くあります。
今回は、歴史学習のヒントとして、「ストーリー風に、イメージで覚えるためには?」というテーマで解説します。
暗記には限界がある
歴史の学習では、たとえば以下のような出来事が一気に出てきます。
593 聖徳太子が推古天皇の摂政になる
604 冠位十二階
605 憲法十七条
607 小野妹子が遣隋使として派遣される
さあ、これを覚えるんだ!
というのが歴史の勉強なのですが、どのように覚えるのが正解なのでしょうか。
たとえば、声に出して出来事を暗唱する方法。
「聖徳太子が推古天皇の摂政になる、推古天皇の摂政になる。えっと、593年、593年……」
「冠位十二階ができた次の年に憲法十七条ができて……」
または、用語を「書いて書いて書きまくって」覚える方法。
どちらも覚え方としてはアリかもしれませんが、歴史を苦手にしやすい子は、おおよそ上記のような覚え方に走りがちです。
しかし、これらは「歴史を学習したことがある大人だからこそ」できる方法であり、歴史学習をはじめておこなう小学生にはキツすぎます。
暗記には限界があるので、似たような言葉の連続である歴史では「覚え方の工夫」が重要です。
その覚え方の工夫(といっていいのかわかりませんが)のひとつが「ストーリー風に流れを理解する」ことです。
ストーリー風に流れを理解しよう
たとえば「593年に、聖徳太子が推古天皇の摂政になる」という出来事には、さまざまな事情が重なっています。
- 推古天皇は、聖徳太子のおばであること
- 当時、豪族である蘇我馬子の力が強く、推古天皇が思い通りに政治ができなかったこと
- 摂政とは、天皇が幼いとき、または女性のとき、代わりに政治をする役職であること
これらの事情を確認すると、
「聖徳太子は、おばの推古天皇を助けるために、摂政という役職になったんだ」
ということがわかります。
これが、まさに「こうだからこうした」という“ストーリー風”に流れを理解する、ということです。
ぜひ、こういったストーリーで楽しく学んでみましょう。
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