【小4算数/植木算】植木が出てこない植木算|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
4年生のはじめに学習する植木算。
まだ受験算数に慣れていない時期なので、「言われたことをそのまま真似する」だけになってしまいがちです。
植木が出てくると、「1引けばいいんでしょ!」と条件反射で答えてしまいます。ですが、実際の入試問題で植木が出てくることはめったにありません。ほかの事柄に植木算の考え方を利用した問題が出題されます。
そこで、今回は「植木が出てこない植木算」について説明します。
さまざまな場面で植木算の考え方は利用されるので、ぜひ確認してみてください。
並んでいるものと間の関係を理解しよう
そもそも植木算で理解すべき内容とは、どのようなものでしょうか?
学習するうえで、子供に印象づける内容は、単に「1を足したり引いたりする」ということではありません。
植木を扱う植木算を学ぶときに、「植木の植えられ方をパターン化して、間との差を覚えさせる」という方法があります。解答を導き出すだけなら、効果的な方法ですね。
ここで注意すべきは、「覚える」ではなく「理解する」ことです。
パターンに対しての丸暗記では、応用が効きません。単純な丸暗記をした子供は、植木を扱った問題しか解けません。
植木という目に見えてイメージしやすい事柄で、「並んでいるもの(事柄)と間の関係を理解する」ことを目的にしましょう。すると、応用の効く学力となります。
テープを何枚もつなげていく
【問題】
1本8cmのテープをのりしろ2cmで、10本つなぎました。全体の長さは何cmになりますか。
この問題は、図が描かれた状態で出題されていることが多いですね。
解き方としては、等差数列を利用して解く方法もあります。もちろん植木算で解いても、等差数列で解いても、どちらも正解です。
今回は植木算を利用して、図もなしで考えてみましょう。
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