【小4/日本の農業】促成栽培と高冷地農業の特徴を比較してみよう|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
今回のテーマは「農業」。
以前の記事では「近郊農業と遠郊農業」をテーマにお話しましたが、今回は「促成栽培と高冷地農業」に注目してお伝えします。
促成栽培
促成栽培とは、あたたかい気候を利用した野菜の早づくりのこと。
宮崎平野や高知平野などが有名です。
促成栽培の代表的な野菜は、ピーマンやなす、トマトなどです。
ちなみに「宮崎平野」といえばピーマンの栽培がとても有名ですが、ピーマンの出荷量の都道府県ランキングを見ると、1位は茨城県。
宮崎県は2位なので、引っかからないように注意が必要ですね。
促成栽培では、夏に旬をむかえる野菜を、冬や春に出荷します。
旬ではない時期に出荷することで、市場で高い価格で売ることができるのです。
スーパーに買い物に行ったときや、食材を買ってきたときには、お子さんと産地を確認してみてください。
産地を体験的に確認できるのはもちろん、旬の時期と異なる野菜などがあれば「これは促成栽培でつくったのかな」といったヒントも得られるでしょう。
高冷地農業
高冷地農業とは、高原のすずしい気候でおこなう野菜の遅づくりのこと。
野辺山原や嬬恋(つまごい)村などが有名です。
高冷地農業の代表例としては、レタスやキャベツ、はくさいなどが挙げられますね。
高冷地農業では、冬や春に旬をむかえる野菜を、夏などに出荷します。
「抑制栽培」との違いに注意しよう
高冷地農業と似た意味をもつ言葉に「抑制栽培」がありますが、これらは厳密にはまったく異なるため注意が必要です。
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