学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5/外交史】「中国の王朝を並べ替える問題」を攻略しよう! おすすめの覚え方を紹介|中学受験のツボ[社会編]

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2024年1月25日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは「外交史」。

日本はこれまで、中国や朝鮮半島をはじめ、世界の国々からたくさんの文化を学んできました。つまり日本の歴史で登場する「外交史」とは、ほとんどが中国関係の内容です。

そして、現在の中国は「中華人民共和国」。

しかし中国は、お子さんが学習してきたように「清」や「唐」という王朝の時代もあり、最初から中華人民共和国だったわけではありません。

そこで今回は、清・唐などの王朝名と、日本の歴史に注目しつつ、「中国の王朝を並べ替える問題」を攻略する方法を紹介します。

中国の王朝を正しい順に並べ替える問題

早速ですが、問題です。

6年生にとっては簡単かもしれませんが、5年生の子は間違いを気にせず、まずは挑戦してみましょう。

<問>
以下は中国の王朝です。古い順に並べ替えなさい。

清 隋 明 唐 元 中華民国 宋

 

 

 

答え:隋 唐 宋 元 明 清 中華民国

 

こうした並べ替え問題の対策としては、次のふたつの方法がおすすめです。

  1. ゴロ合わせで覚える
  2. 日本の出来事と結びつける

 

方法1:ゴロ合わせで覚える

並べ替えの方法としてもっとも有効なのが、ゴロ合わせで覚えることです。

最後の「中華民国」を除くと、ほかの漢字一字の王朝は「ずい・とう・そう・げん・みん・しん」という順番になっていますね。

そのため私は、生徒と確認するときは「ずい・とう・そう・げん・みん・しん」という呪文を唱えています。覚えやすいのでおすすめです。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。