【小5社会/農業】米づくりと耕地改良 ―― ライバル同士も、かつては苦労した?|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
今回のテーマは「農業」。
米づくりがさかんな地域や、耕地改良の代表例として知られる越後平野と石狩平野について紹介します。
米づくりがさかんな地域
米づくりが特にさかんな地域は、以下の通りです。
- 北陸地方(新潟県など)
- 東北地方(秋田県や山形県など)
- 北海道
これらの地域は暗記でも覚えられますが、まずはイメージで覚えることがおすすめです。イメージで捉えると「共通点」が見えてくるので、米づくりについての学習が楽しくなるからですね。
では、以下の地図を見てください。
米づくりがさかんな地域に色を塗った地図です(このような図は、入試問題や模試、塾のテキストなどでも見かけますね)。
この地図をじーっと見て、何か見えてくるものはあるでしょうか。
まずは、お子さんと一緒に考えてみてください。
米づくりがさかんな地域は東北地方に集まっていますが、なぜか青森県と岩手県には色が塗られていないことに気づきましたか?
青森県と岩手県に色が塗られていない理由
まず、夏に北東から吹く冷たい風「やませ」が、東北地方に冷害をもたらします。
北東から吹いてくるということは、東北地方のなかでも、まずは青森県や岩手県に「やませ」が直撃する、とイメージできますよね。
このように考えると、冷害の影響によって、東北地方のなかでも青森県と岩手県の米の生産量が少なくなることがわかるでしょう。
ちなみに青森県と岩手県は、47都道府県のなかでは米の生産量が10位~15位くらいなので、全国的に見ると米づくりが比較的さかんな地域といえます。
耕地改良
耕地改良とは、米づくりなどの農業がおこなえるように耕地を改良する、という意味の言葉です。
実際、米づくりが十分にできなかった地域のなかには、耕地改良をすることで米づくりがさかんになり、いまでは米の生産量が全国上位となっている地域もあります。
なかでも、特に有名なのが「越後平野」と「石狩平野」です。
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