【小6算数/周期算】周期算はさまざまな形で登場する|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
6年生の授業が始まり、1ヶ月あまりが過ぎました。
前回の記事でもお話ししましたが、どの塾のカリキュラムも1回の授業にかなりの内容が詰め込まれています。カリキュラムによっては、応用問題だけが並んでいる週すらあります。
もちろん、すべての内容を消化するのがベストです。しかし、それが難しい子もいるかもしれません。
基本の知識を持たず、がむしゃらに応用問題の解法を暗記するのは、おすすめできません。1週間の単元で、個々の子供にあったレベルを考慮しながら、学習を進めていくのがベストです。
問題を見て「全然わからない!」となるようなら、思い切って基本に立ち返るのもひとつの方法です。
そこで今回は「規則性」にしぼって、確実にできるようにしておきたい問題について説明します。
Contents
意外と忘れている周期算
周期算は4年生で学習する単元です。
周期算単体で見ると、基本問題はさほど難しくありません。
まずは周期算の基本をおさらいしましょう。
問題1
【問題1】
○○×△×○○○×△×○○○×△×……
上のように記号が並んでいます。52番目の記号は何になりますか。
周期算のもっともオ-ソドックスな形式です。子供たちは4年生のときに見た記憶があるでしょう。
この問題は、次の3つのステップで考えていきます。
ステップ1:どこで区切るか見つける=1周期を探す
○○×△×│○○○×△×│○○○×△×……
1周期=5個とわかります。
ステップ2:1周期がいくつあるか考える
52÷5=10周期あまり2
これで、10周期と2あまったところで52番目の記号が登場するとわかりました。
ステップ3:最後に、あまりのぶんを整理する
2個あまるということは「1周期の最初から2個が飛び出る」ことを表しています。〇〇の2つが飛び出るということです。
ですから答えは「〇」ですね。
このとき、あまりの部分も書くようにしましょう。
あまり1 → 〇
あまり2 → 〇〇
あまり3 → 〇〇×
あまり4 → 〇〇×△
なぜなら、実際の入試問題で、この周期算の考え方を組み込んだ形で出題されたときに効果的だからです。
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