【小4算数/平面図形】図形に情報を書き込む習慣をつけよう|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
算数の問題を解くときに基本動作となるものがあります。
問題を解くための公式や考え方は、もちろん大切です。しかし、解くための「基本となる動作」をおろそかにすると、複雑な問題の答えを出すのは難しくなります。
そのため、4年生のあいだに、基本動作をしっかりと身につけておくことをおすすめします。
算数の基本動作とは、問題内容を整理するためにすべき作業のことです。
算数は文章題と図形に大きく分けけられますが、そのうち今回は「図形を解く基本動作」について説明します。
式を書くことだけを意識してしまう
子供たちは「式を書きなさい」と言われ続けています。ですが、図形の問題に関しては、これが良くない方向に向かっていることがあります。
何が良くないのでしょうか?
それは、式を書くことに必死で、図形をおろそかにしてしまう点です。
図形を見ながら、頭の中で式を立てて計算する子供は6年生でもいます。たしかに、単純な図形なら、式だけで解いても答えは出ます。しかし、複雑な問題になると頭が混乱します。
その結果、子供たちお得意の「適当に足したり引いたり」を始めてしまいます。これでは、難しい問題には対応できなくなってしまいます。
情報はすべて図形に書き込もう
では、どうすれば良いのでしょうか?
やるべきことはとても単純なことです。
「情報はすべて図形に書き込む」ようにすれば良いのです。
では、実際の問題で説明します。
問題1
【問題1】
下の図で直線Aと直線Bが平行なとき、アの角度はいくつになりますか。
4年生の角度で学ぶ「錯角」の問題です。
錯角とは「ひとつの直線がふたつの直線と交わるとき、2直線の内側にできる4つの角のうち、筋向かいの位置にある角」のことです。
言葉で説明すると難しく聞こえますが、実際に見るとわかりやすい位置ですね。
塾ではZ型と教える先生もいるようです。
この問題は「平行線の錯角は等しい」という仕組みを利用して解きます。
とじる
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