【小5理科/植物】光合成と呼吸の仕組み|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
今回は「光合成と呼吸の仕組み」についてお話しします。
4年生でも習うような基本的な内容を中心にお伝えしますので、お子さんとの復習に役立てみてください。
光合成とは
まずは、光合成の目的を押さえておきましょう。
光合成の目的は「養分(でんぷん)をつくること」です。
よく「酸素をつくるため」と答える生徒がいますが、結果として酸素が出てくるだけで、これは光合成の本来の目的とは異なります。
私たち動物と違い、植物は「モノを食べる」ということができません。
そのかわり、光合成をすることで養分を自分でつくっています。
ちなみに植物は、根から水といっしょに肥料も吸収します。
厳密には少し違いますが、人間にたとえると、光合成によってつくられるでんぷんが「お米」、根から吸い上げる肥料が「お肉や野菜」といったイメージです。
健康に育つためには、どちらも欠かせませんよね。
養分(でんぷん)がつくられる過程
光合成は「葉緑体(ようりょくたい)」という場所でおこなわれます。光合成をおこなう“専用の工場”のようなものですね。
葉緑体には「葉緑素(ようりょくそ)」という緑色の色素が含まれています。植物の葉や茎が緑色に見えるのは葉緑素があるためです。
葉緑体は、主に葉(特に表側)に多く存在します。
ところが、葉の表面(表皮)をつくっている表皮細胞(ひょうひさいぼう)にはありません。ただし、気体を出し入れする気孔をつくる「孔辺細胞(こうへんさいぼう)」には含まれています。
このあたりは細かい知識なので、最重要事項というわけではありません。お子さんが光合成の仕組みをしっかりと理解できたタイミングで確認しておくといいでしょう。
光合成に必要な材料
光合成には水と二酸化炭素が必要です。
水は「根」から、二酸化炭素は葉や茎にある「気孔(きこう)」から取り入れます。
これらのほかにも、光合成には必要なものがあります。
それが、光のエネルギーです。
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