学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小6社会/日本国憲法】日本国憲法の「三大原則」を解説|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2024年2月25日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

歴史の学習が一段落し、6年の社会ではいよいよ公民の学習が始まりますね。

 

公民は馴染みがないようにも感じますが、実は私たちの生活と密接に関係しており、現代の社会を形づくっています。

「社会は全体的に難しいけど、公民だけはちゃんとわかる」と話す教え子がいるように、仕組みさえ押さえれば、ここまで理解しやすい分野はない、と私は考えています。

それだけ公民は、社会が苦手な子にこそ“武器”にできるチャンスがある分野です。

 

今回のテーマは、日本国憲法

特に「三大原則」について解説します。

国の最高法規

日本国憲法は「国の最高法規」といわれています。

最高法規とは“最高のルール”ということなので、ほかの法律をつくるときは憲法に違反してはいけません。

 

たとえば学校で、「雨が降っているけど、今日の休み時間は外で遊ぼう」と友達と話していたとします。

しかし「雨の日は外で遊んではいけない」というルールが学校にあったら、どうでしょうか?

もちろん、外で遊ぶことは認められません。

「友達と約束したルール(ここでは法律)」は、「学校のルール(ここでは憲法)」に反するため、認められないのです。

このように考えると、イメージしやすいですよね。

日本国憲法の三大原則

日本国憲法は「ドイツのワイマール憲法」を参考にしており、前文と、11章103条で構成されています。

日本国憲法の三大原則は、次の3つです。

1、国民主権
主権(最終的に国のあり方を決める権利)は国民にある

2、平和主義
戦争を起こすことはできない

3、基本的人権の尊重
人はみな生まれながらにして人権(人としての権利)が尊重される

 

では、国民主権平和主義について確認していきましょう。

基本的人権の尊重については、以下の記事を参照してみてください。

 

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。

X(旧Twitter):@Masa_Yoshi