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2022年06月26日
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西村です。
先日、つぎのようなご質問をいただきました。
読んでみますね。
■ニックネーム
猫
■お子さまの学年
小5
■質問内容
にしむら先生、こんにちは。
先生がおすすめされていた小説、『翼の翼』を読みました。
複雑な心境になりましたが、受験生保護者にとって必読の一冊ですね。
以前、にしむら先生のYouTubeで『二月の勝者』のリアル度に関して動画をアップしていましたが、『翼の翼』はリアル度何%でしょうか?
さて……、学習面で先生に相談です。
先日、塾の先生に子供の国語の成績を評価してもらったところ、「文章を丁寧に読めていないと思われる」とのことでした。
また、記述に関しては「まだ改善の余地はあるが、書けている部類に入る」との評価でした。
アドバイスとしては、「授業で扱った同じ文章を筆者の主張を意識しながら繰り返し読むと良い」と言われています。
子供へはそのままを伝えて、「大事なところに丸をしながら読んでみる」となったのですが、にしむら先生でしたら「文章を丁寧に読めない子」に対して、どのようなアドバイスをされますでしょうか。
猫さん、初めてのご質問ですかね。ご質問ありがとうございます!
まずは「『翼の翼』はリアル度何%でしょうか?」というご質問からですね。
『翼の翼』のリアル度は……100%です。
著者の朝比奈あすかさん、かなり綿密に取材されたのでしょうね。
彼女の作品は中学入試の国語の文章によく使われていて、“中学入試頻出作家”と言われていますから、今回の作品だけでなくて、これまでの長年の小学生、小学生の保護者たちを取材してきたことが『翼の翼』にも生きているんでしょうかね。
ただ、本当のリアルの受験は『翼の翼』以上にドラマチックで、逆に、塾に預けているだけ、塾任せで親はほとんど何のサポートもしないで、中学受験に合格、進学するなど、意外とあっさり終わるケースもあるんですよね。
中学受験は、親子の数だけ、それぞれの“リアル”があるということです。
つぎに「文章を丁寧に読めない子」に対して、私であればどのようなアドバイスをするかということについて、お答えします。
西村創
早稲田アカデミー、駿台、河合塾Wings、栄光ゼミナール、明光義塾などで指導歴25年以上。新卒入社の早稲田アカデミーでは入社初年度に生徒授業満足度全講師中1位に輝く。駿台ではシンガポール校講師を経て、当時初の20代校長として香港校校長を務め、過去最高の合格実績を出す。河合塾Wingsでは講師、教室長、エリアマネージャーを務める。また、全国の中学校・高校でのセミナー講演、書籍執筆などに携わる。著書は『中学歴史が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)の他多数。「にしむら先生 受験指導専門家」としてYouTube配信中。