学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/物語文】ふたつのコツを押さえよう|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2022年11月29日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

これまで5年生向けの内容では、「文章を理解するためのポイント」「問題の解法」などについてお伝えしてきました。

そこで今回は趣向を変えて、文章読解のうちの「物語文」にしぼり、解き方のコツをふたつ紹介します。

コツ[1]変化に注目する

1つめのポイントは、「変化」に注目することです。

次の文を見てください。

 コンクールの当日。ぼくは足の震えが止まらなかった。こんな大舞台、生まれて初めてだ。自分の演奏を誰かに聞いてもらうことだけでも緊張するのに、それを先生たちに評価されて、順位をつけられてしまう。
 ぼくの順番よ、こないでくれ……。
 しかし、その願いは叶わず、ぼくの前の人の演奏が終わってしまった。拍手をたくさんもらっているみたいだ。どうせ、ぼくなんて……。
 そんなことを知ってか知らずか、親友のリッキーが声をかけてきた。
 「体がかたくなってるぞ。ふたばなら大丈夫だよ。落ち着いていつも通り吹いてきたら、きっと1番になれるさ」
 「そうかなぁ……」
 「いいかい、手のひらを出してごらん。そこに『人』って書いて飲み込むんだ。お母さんから教わったんだけど、意外とイケるぜ」
 ぼくは、言われたままにやってみた。すると不思議なことに、気持ちが軽くなってきたようだ。大丈夫かもしれない。
 「行ってくるよ」
 そう告げて、ステージの中央に立つ。フルートの音色が心地いい。自然の中で動物たちと一緒に唄っている気分になってきた。とても楽しい。
 現実に戻ると、今まで聞いたことがないくらいの拍手に迎えられた。これなら金賞を取れるかもしれない。そう思うと目の奥が熱くなってきた。みんなにはバレちゃいけないと思って、すぐにおじきをして袖に戻った。

(筆者作成)

 

この文章で見つけるべき変化は、

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住岡大輔
この記事の著者
住岡大輔 専門家・プロ

NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。