学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5社会/大正時代】前半と後半に分けて、それぞれの時期の出来事を押さえよう|中学受験のツボ[社会編]

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2023年1月13日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは、大正時代

明治時代(1868年~1912年)と比べ、大正時代(1912年~1926年)は期間が短いことが特徴ですが、この15年間にはたくさんの出来事が詰まっています。

明治時代で紹介したように「前半」と「後半」に分けて解説しますので、それぞれの時期の出来事をお子さんと確認してみてください。

大正時代

前半:外交中心
後半:国内中心

前半は、外交中心

1914年に起きた「第一次世界大戦」は、世界を舞台とした大きな戦争です。戦車や毒ガス、潜水艦などの新兵器が登場し、多くの死傷者を出した悲惨なものでした。

第一次世界大戦に関連する知識として覚えてほしいのが、次の5つです。

  • サラエボ事件
  • 二十一か条の要求
  • ロシア革命
  • 米騒動
  • ベルサイユ条約

今回は、このなかから「サラエボ事件」「二十一か条の要求」「ベルサイユ条約」についておさらいします。

サラエボ事件

サラエボ事件とは、オーストリアの皇太子夫妻がサラエボを視察中、セルビア人の男性に暗殺された事件です。

その当時、世界の国々は以下のような協定を結んでいました。

イギリス・フランス・ロシア:三国協商
ドイツ・オーストリア・イタリア:三国同盟

つまりヨーロッパの国々は、

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。