学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/過去問】過去問の効果的な活用法|中学受験のツボ[算数編]

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2023年11月20日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

過去問演習は、志望校に合格するための必須の学習です。残り少ない時間で最大限に得点力を上げるため、効果的な過去問演習をやっていきたいですね。

ぼくが書いた過去の記事でも過去問演習について触れましたが、今回は「より細かい過去問演習のコツ」を説明します。

理想は、実物の過去の入試問題を手に入れること

最初に、最も理想的な方法をお伝えします。

それは「実物の過去の入試問題を手に入れて演習をやること」です。

入手方法は、

  1. 受験校から直接入手(学校窓口、ホームページ)
  2. 実物がダウンロードできるサイトから入手
  3. 通塾している塾の先生に相談

の3つがあります。

第1志望の学校なら、まずは塾に実物の入試問題がないか聞いてみてください。学校によっては、保管されていることもあります。

実際の解答用紙は赤本とは形式が違う

過去の問題を集めた問題集を一般的に「赤本」と呼びます。実際は過去問演習をする際、この赤本の解答用紙をコピーして実施することが多いでしょう。

「実物の解答用紙を縮小したもの」なら、何も問題ありません。拡大の比率も書かれていることが多いので、拡大して使いましょう

 

なぜ、実物と同じサイズに拡大するのか?

それは、「考え方を書くスペースによって、書く量が変わる」からです。

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。