学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/地層】地層による時代分け(3)新生代について見てみよう|中学受験のツボ[理科編]

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2024年4月20日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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地球の時代は、生物に注目してみると「先カンブリア時代」から始まり、「古生代」―「中生代」―「新生代」と考えることができます。

上記の分類でいうと、実は現代も「新生代」に入ります。年代としては、6600万年前くらいから続いている時代ですね。

ひとつ前の「中生代」はいわゆる“恐竜時代”でしたが、新生代の主役は、私たちほ乳類です。

これまで「古生代」と「中生代」について紹介してきましたが、今回は最後の「新生代」について詳しく見ていきましょう。

新生代の植物

問題

新生代になって、植物はどう変わった?

 

中生代は、現在でいうところのイチョウやマツ、ソテツのような「裸子植物」が繁栄していました。

ところが恐竜の絶滅と時期を同じくして、裸子植物の多くは絶滅してしまいます。そして、種子のまわりに果実を持つ「被子植物」が繁栄するようになりました(※1)

被子植物は果実を動物に食べてもらうことで、その種子を離れたところに運べます。そのため、より広い範囲に繁栄できたと考えられています。

 

ちなみに、新生代の初期(古第三紀の始新世くらいまで)は温暖な気候が続いていましたが、その後、寒冷な気候に変わっていきました。

実は現代も、寒冷な気候と寒冷な気候のあいだの時期とされており、この後は「氷期」が来るのでは? と考えられています(※2)

解答例

裸子植物の多くが絶滅し、代わりに被子植物が中心になった

 

※1 種子は、花の段階では胚珠です。果実は、花の段階では子房です。そのため「種子のまわりに果実がある」というのは、「胚珠のまわりに子房を持つ」とも言えます

※2 直近の70万年間は、「氷期」と「比較的暖かい時期(間氷期)」をおよそ10万年周期で繰り返していると考えられています

 

人類が誕生するまで

問題

人類は、どのよう流れを経て誕生した?

 

何をもって「人類」とするかには色々な意見がありますが、現在の研究によると、二足歩行をした最初の人類は「サヘラントロプス・チャデンシス」という猿人だと言われています。

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。