学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5社会/明治時代1】明治スタート期 ―― 代表的な出来事を押さえよう |中学受験のツボ[社会編]

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2022年12月06日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

私が担当してきた回では「江戸時代」の流れを追ってきましたが、いよいよ江戸時代も終わり、ゴールが見えてきました。

お子さん、江戸時代の復習はバッチリですか?

 

今回のテーマは、明治時代。内容が濃く、覚えることがたくさんある時代なので、まずは3つの時期に分けて整理するのがおすすめです。

■スタート
明治維新(明治政府によるルールづくり)

■前半
国内政治中心(自由民権運動や国会開設など)

■後半
外国とのやりとり中心(条約改正と戦争など)

明治時代の「スタート期」

では明治時代のスタート期について、ポイントを整理していきます。明治時代前半より前の「スタートライン」というイメージを持つとわかりやすいですよ。

 

薩長などを中心とした明治政府が江戸幕府を倒して政治デビューを果たしましたが、生まれたばかりの明治政府は、仕事や土地の管理方法といった細かいルールを一から考える必要がありました。この時期がスタート期です。会社を新しく設立するようなイメージですね。

そしてルールをつくり、これまでの政治を変えよう! という動きが「明治維新」と呼ばれました。

五箇条の御誓文と、五榜の掲示

明治政府が発表したもののなかで、特に覚えてほしいのが次のふたつです。同時期に発表され、名前も似ていますが、内容はまったく異なるので注意しましょう。

五箇条の御誓文……明治政府の基本方針
五榜の掲示……民衆に対する禁止令

五箇条の御誓文

明治政府の基本方針として出された「五箇条の御誓文」では、主に次のようなルールが発表されました。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。

X(旧Twitter):@Masa_Yoshi